日本の未婚女性の幸福度の高さ/能町みね子「結婚の奴」

さっきツイッターで回ってきたこの図、あまりにも興味深かったのでぜひ見てくださいwww

ほんとこれ自分もここ最近感じてることと同じだし、また一つ洗脳が解けるなって思いました。

そう、未婚女性である私は実際に非常に幸せなんです。非常に幸せを感じて生きてるんです、実際に。

ところが何かの呪いがふと足元に忍び寄ったり肩に乗ってきたり頭からガブリと飲み込もうとしてくるんですよ…油断したら。

焦りであったり罪悪感であったり不足感であったり悲しみであったり将来への不安であったり…

でもこの図を見て、また心新たに目を覚ましました笑

あーーーー私って幸せ、非常に!!!!わは!!!!!

(しかしこの図見てギリシャやばすぎん???って思った…いったいどうした…

あと韓国も相当ですよね…日本より平均賃金高い、豊かな国なのに…)

結婚に関する呪いといえば、つい最近読んだこの本が面白かったです。

恋愛も結婚もうまくできず30代後半となったトランスジェンダー女性が、恋愛も性愛もまったく介さずにゲイの男性と法的に結婚し同居生活をするという、実録エッセイなんですが…

概要だけだとすごく自由で楽しそう!!と思ったんですが、読んでみるとこれがもう重くて重くて。

なぜならそこで描かれてる悩みや苦しみや自己卑下がまさに自分のことに思えたから…。

恋愛のできなさ具合、恋愛の分からなさ具合、世への恨みや疎外感。そして恋愛や結婚へのあこがれ、結婚への逃げたさ、「普通の人」になりたいという強い願望と絶望。猛烈なプライドと自己否定。

ほんと共感の嵐でした…。

私はとりあえず自由に楽しく生きてるつもりでも、日々焦りや不安や後悔や世の中への恨みつらみや軽蔑に押しつぶされ飲み込まれそうになってるっていうのも事実なんですよね。

そして著者とともにもう一人の女性が出てくるんですが、詳しいことは省きますがこの人がこの「結婚の奴」の影の主人公だと私は思いました。

これは「結婚」という呪いと「結婚」という解放(皮肉にも「結婚という呪い」からの解放…)の物語であり、結婚という呪いから逃げることが一応できた女性と、逃げることができず飲み込まれてしまった女性の物語だよなあ、と。

まあ逃げることができたとしても、やはりその呪いはずっと我々女性たちをどこかで蝕み続けていくのかもしれない…

「結婚」ってほんとなんなんだ…

と、まあしんみりしたりどんよりしたりしてたんですが…

いやーさきほどの幸福度の図みて、もうなんかいろいろ考えるのやめよ!!って思いましたねwww

能町みね子先生にしろ、私にしろ、既婚女性にしろ、未婚女性にしろ、悩んでる女性たちって基本的にちょっと頭が良すぎるんじゃないのかな?

真面目すぎるんじゃないのかな?

プライドが高すぎるんじゃないのかな?

思い込みが強すぎるんじゃないのかな?

うちらこんなに幸せなのにな?

「これこそが幸福」「これこそが必要」と必死に手を伸ばしていたものをあきらめたら、もう今すぐ完璧に幸せになれるのかもしれないなあ…

それはどの国の、どの性別の人であれ。

日本人であれ、ギリシャ人であれ…

(…いやギリシャ人に関してはちょっとよく分からないけど…)

まあまたすぐに「結婚」や「世間一般」というお化けに飲み込まれてしまうこともあるんだろうけど、そのたびにこの(未婚・既婚に関わらず相対的に)高い日本女性の幸福度の図を思い出して「いやうちら幸せだしw」って蹴散らしていこうと思います。

てかこれを知ったことでますます幸福度高くなっちゃったな。

ちなみに国の差はあれど基本的に未婚と既婚で幸福度が大きく変わる男性に関しては、ある意味女性よりもかけられてる呪いが重いのかも…って思いました。

母親の代わりとなる女性を得て自分のお世話をしてもらわないとまともに生きていけない、一人前になれないっていう洗脳や思い込みによる無力化・赤ちゃん化っていうのがあんのかな…。まあ知らんけど。

一人でもこんなに人生楽しいし、家事や自分の世話なんて男女変わらず適当にしようとすれば誰だってそれなりにできるはずなのに…。

女性も男性もいろいろ気づいて、そろそろ呪いから解放されていきたい時代だと切に思いましたね…

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