今日のこのニュース見て、温泉行きたくなりました。
40人の男女の治験者に温泉に毎日一週間入ってもらったら、腸内の細菌が変化し、その種類と数値からいろんな病気のリスクが1割くらい減ったであろうことが分かったという実験結果。
温泉入浴で腸内細菌が変化するって意外な気がするような、でもすごく分かる気もするような。
温泉の成分がいいのかもしれないし、ゆっくりと体を温めるのがいいのかもしれないけど、もしかしたらいろんな人と同じ湯船につかるというのもいいのかもしれませんね…。
いろんな人と、温泉を介して菌を共有できるのが。
大嶋信頼先生が「菌を採取する」っていうのを提唱されてましたが、これはほんと大事なんだろうなって私は思ってます。
(そういえばこのブログで大嶋信頼先生の話するのすごい久しぶりなんですが、じつはずっと先生のブログ読んでなくて…またもや。これ二度目ですね。前話したことあるけど未読メールもため込んでしまってたし…。去年と同じことを繰り返してるな。まあいいか!)
あ、ちょっと前に「酵素風呂」ってやつに入ってきたんですが、これはほんとにマジでやばい体験なんでもし機会があったら挑戦してみてほしいです!
検索したら意外と近場にあったりするかもしれませんよ。
私はふつうに ホットペッパービューティー で「酵素風呂」で検索して出てきたサロンに行きました。
簡単に言うと大量のおがくずや米ぬかを発酵させ、発酵熱で42度くらいになった酵素風呂の中に砂風呂みたいに体を埋めて「入浴」するというものです。(おがくずなどは継ぎ足していくもので入れ替えるものではありません)
潔癖症の人はちょっとしたバンジージャンプになりそう。人生観変わる人すらいるかも。
(ちなみに前もこの話したかもしれないけど、「人生観変わる」で有名なバラナシのガンジス川沐浴なんかも「その原理」なんじゃないかと思ってるとこあるんですが…。)
もうね、めっちゃ菌にまみれることができます。私も菌、あなたも菌、世界は菌でできている、っていう真実に目覚めることができるかもしれません。
まさに人間ぬか漬けです。
それも継ぎ足し継ぎ足しされてきた他人の汗にもまみれることができる…他人の常在菌にまみれることができる…
これほどに菌と戯れ、恐るべき菌のパワーを感じ、菌を愛し、菌を受け入れる体験ができることってそうそうないのでは、と思います。
そしてこれ、ちょっとした死後体験というか、土葬体験みたいなものにもなります。菌にまみれ、菌によって分解され、汗も垢も肉体もすべてが浄化され統合され土に還っていくのだ……。
こんな経験がふつうにそこらにある健康施設?でできるんですから、ほんとすごいことです。
私はまだ一回しか経験してないし、正直かなり引いてたんで「まだまだ」ですが、ここでもっと心と体を開放して菌の中に体も自我も投げ出せるようになったら、なんかかなりのものになれそうな……。いやよくわからないけど…
ただまあとにかく「投げ出すこと」が今私たちに必要なことなんじゃないかなって思ったりはしてます。さらけ出したり手放したり開いたり投げ出したり、混ざったり同化したり統合したり還元したり。そういう感じですかね。
そういう意味で酵素風呂はほんとに一度は体験してみてほしい気がします。
最初は「わーーちょっと怖い…ちょっとイヤかも…」って感じて体も若干固まってるんだけど、だんだんその暖かさに体も心もゆるんできていい意味でのあきらめが生まれ、いろいろ投げ出したと同時に至福が訪れるあの感じ。
「え…あったかい……。愛じゃん……」っていうあの感じ。
もちろん複数の他人と同じお湯につかる温泉でも銭湯でも多かれ少なかれ同じことが起こるだろうし、まあ究極は満員電車でも気持ち次第で「それ」になるんだろうなとは思いますが…。
※あ、酵素風呂に入った後は数日間なんか体や髪がちょっと臭いです。土のような泥のような草のような古い家のようなニオイ…。お風呂に入った時に特に感じますが、乾いてる時にはまあそんなには感じないから平気かも。でも一応ご注意を。