先日インド旅行の話を少し書いたんですけど、今回もインドの神秘について。
ちょこっとサンスクリット語のマントラについて書いてみたいと思います。
「サンスクリット語」という言葉は知っているし仏教のお経だとか仏様の名前だとかでちょいちょい耳にはするけれど、サンスクリット語ってわれわれ日本人にとってそんなに身近って言えるほどの言語じゃないですよね。
でもなんかちょっと興味があるというか、ロマン感じたりしませんか?どうですかね。
私以前インド人の友達からサンスクリット語について話を聞いたことがあるんですよ。
その人曰く、サンスクリット語っていうのは古代インドの言葉で、今では普通のインド人はサンスクリット語をほとんど理解できないとのこと。
だけど大学に行った人なんかはサンスクリット語の授業があるので少々使えたりするんだとか。
現代でも使われているさまざまな言葉の語源になっていたりするので親しみはあるけれど、基本的に学識ある人だけが分かる、ちょっとスペシャルで雅な言語って感じなんですかね。ラテン語みたいな…?日本人にとったら漢語みたいな感じかな…?レ点返り点みたいな。
で私、その人にこう聞いたんです。
「ヒンドゥー教のお経はサンスクリット語なんですよね?じゃあ一般のインド人はお経の意味は分からずに唱えているんですか?」
って。
そしたらインド人Aさん、笑いながらこう答えました。
「えええ~?wwお経の意味が分からずに唱えるなんて意味ないじゃんwwwなんのために唱えるんだよwww学校出てないようなお年寄りでもさすがにお経の意味くらいは知ってて唱えてるよ~~wwwww」(カタコトの日本語まじりの英語を意訳)
…え。
一般のインド人、サンスクリット語わかんないんじゃなかったの…。
…そう、敬虔なるヒンドゥー教徒は、たとえサンスクリット語自体は分からなくてもお経部分の意味だけはちゃんと勉強して理解したうえで唱えてるらしいんですね…さすがですね…
「意味わからず唱えるなんて意味ない」って…
われわれ日本人、たぶんほとんどの人がふつーにお経の意味なんてろくに分からないまま唱えてるんですけど…
意味がわかんないってことについてそんなに疑問も持たずに、ただなんかいいこと言ってんだろうな~くらいの気持ちで「ナマンダブナマンダブ」なんて唱えてる人がほとんどだと思うんですけど…
…言われてみればこれたしかにめちゃくちゃおかしいよね!
意味もわかんない言葉をご利益あるだろうと思いこんでひたすら唱えてるなんてさ!
たとえそれがじつは「うんこ」って意味の言葉だったとしても、そのことに気づきもしないで「うんこうんこうんこ」って唱えてるかもしれないってことですもんね!
あーほんと恥ずかしい///
クリスマスも正月も祝い、お盆などには祖霊を祀り、キリスト教教会で永遠の愛を誓い、困った時には神頼み、神社とお寺をハシゴしまくり、だけど「私無宗教だから」なんて嘯き、そして死んだらお坊さんの世話になる…
なんて素敵に無節操!
これが日本人だナマステ!
(あ、そういえばナマステのナマと南無阿弥陀仏のナムは同じ語源らしいですね。同じサンスクリット語を語源にしてる言葉が今もインドと日本で超メジャーな言葉として生きている…ロマンだな~~)
日本はその無節操さ薄っぺらさ好奇心の強さで他国のいいところをどんどん学んで吸収してこれたからこそそこそこ発展できたっていうのはあるんだろうから、まあそれはそれでいいと思うのですが。
いっぽうインド人は日本人と比べたらすごくマジメで賢くていいんだけど、でも逆にちょっと頑固すぎるしこだわりが強すぎるかなって思うとこも正直ある…。
まあ日本人がどうのとかインド人がどうのとかは置いといて、ちょっとここから本題なんですけど。
先日、ヨガをやってる日本人の友達が突然こんなことを言い出したんです。
「サンスクリット語って聞いたりしゃべったりするだけでも脳にすごくいいらしいよ」
って。ヨガの先生から聞いたそう。
それも、
「言葉の意味とかとくに関係なく、そのサンスクリットの音自体が脳にすごくいい影響あるらしいよ」
と言うんです。
その友達、もともとすごく理系で合理的な考えをする人だったので、そういうスピ系とかエセ科学系みたいなことを言うのがちょっと意外だったんですけど、でもだからこそこれは信憑性があるというか興味深いなと思ったんですよね。
宗教的な信仰心どころか、言葉の意味すら関係なく、ただ聞くだけで脳にいいなんて。
これすごくないですか?
どういう仕組みなんだろう…?
とりあえずサンスクリット語を聞いてみようじゃないか!
で、思い出したのが「ガヤトリーマントラ」という有名なマントラ。
それも、サイババが唱えている音源のガヤトリーマントラがすごくいい、って言われてるんですよね。
インド人の誰もが尊敬し崇めているであろうハイパー聖者・サイババが唱えているこのマントラ、何年か前にちょこっとだけ日本のスピリチュアル系の人たちのあいだでも流行ったことがあったんですよ。…流行ったのかな?超局地的なブームだったのかもしれないけど、まあ私はその頃このマントラについて知ったんですけどもね。
なんかね、これを聞いてるだけで無くしたものが見つかったり、お金が入ってきたりするそうなんですよ。とっても俗っぽいね!われわれスピ系日本人の大好物~。
私も当時何回か聞いたんですけど、正直とくになんも感じなかったしべつにご利益もなかったのですぐに忘れてしまったんでした…。熱しやすく冷めやすい、ゲンキンな日本人。
でも「サンスクリット語を聞くと脳にいい」って言われちゃうとまた気持ちが変わりませんか?
べつに無くし物が戻ってこなくても、お金が入ってこなくても、恋人ができなくても、ただひたすら「脳にいい」っていうんなら。
目に見える効果がなくても「脳にいい」って言われたら、それじゃあきらめずに聞きつづけてみようじゃないかってなりません?
サイババに帰依していなくても、マントラの意味が分かっていなくても、なんの信仰心も持ち合わせていない薄っぺらな日本人でも、「このマントラはサンスクリット語なのでただ聞くだけで脳にいい効果があるんだよ」と言われれば、じゃあ聞いてみようかってなりません?
…ということでとりあえずサイババのガヤトリーマントラのYoutubeを貼っておきますね。
興味あったら聞いてみてください。
(適当に検索して見つけたやつなんで、もしかしたらもっといいのがあるかもしれないけど)
音楽とか入ってないやつ、サイババの声だけ。髪の毛すごいけどよきお顔ですね。
音楽入りでちょっと長いやつ、他の人の合唱つき
音楽入りで3時間近くあるやつ、合唱つき
…どうでした?脳にいい効果ありました?
私は最近たまに聞くようにしてるんですけど、なんとなーく心が落ち着いてくる気がするのでこれ聞いてると部屋の掃除なんかがはかどったります。
いや~効果ありますね~~(?)
単調なマントラの繰り返しで退屈だからなんか掃除でもすっか、ってなるだけかもしれないけど。
意味がわかってなくてもただ唱える、っていうのは大嶋先生の熱心な読者として最近ずっとやってて効果もある(ような気がしてる)ので、ほんとは言葉の意味なんて分かってなくても全然いいのかもしれない~~
むしろ意味なんて分かってないほうがいいのかも…?意識が働かず、無意識が働くようになるから。
ということでサイババのガヤトリーマントラもちょっと聞き続けてみようかなって思っています。
脳みそにはすでにいい効果があるはずなんだけど、それに加えてなくしたものが出てきたりなんかお金が入ってきたりしたら報告するかもしれません!
(臨時収入はちょこちょこ入ってきてるけど…。昨日もいつものマンガ印税が2万円近く入ってきた。まあ開運のためにいろいろやってるからなんの効果かご利益かわかんないんですよね…)
※ガヤトリーマントラ自体は贖罪のためのマントラで、ネガティブなものを祓うといわれてるようです。好転反応(毒だし)などもあるとのこと。108回唱えるのが基本のようです。ヒンドゥー教における最高峰のマントラと言われ、大変尊く聖なるものです。
お作法などいろいろ気になる方はガヤトリーマントラで検索してみてください。