ガンジス川はやはり聖なる川だった インドの聖地・ハリドワールに行った話

今年の年初にインド行った話をこのブログでも書こうと思いつつ延ばし延ばしにしてたらすっかり夏になってしまいました…

インドは二回目だったんですけど、すっごくよかったです。

このブログ読みに来てくれてる人はスピリチュアルな話に興味があるのかなって思うけど、まあそんなびっくりするほどの特別なスピリチュアル体験とか不思議な経験は私は特にはしなかったんですよね…なんかすみません。

とにかく聖も俗も、正も邪も、どちらにも極端に振り切れてる、とても面白い国だと思います。

インドでの経験はどれもとても私にとって大事な宝物みたいなものだなあと思うんですよね。

10日間くらいの旅行でしたが、いろんなことを端折って、とりあえずガンジス川の聖地・ハリドワールに行った時のことだけ今回は書きたいと思います。一番スピリチュアル的な感じするから。

いちおう少しだけ不思議なこともありましたし。

ハリドワールは首都デリーから車で7時間くらい北に行ったところにある街なんですけど、私はインド人のお友達家族に連れられて夜行バスでそこに行ったんですね。

…死ぬかと思った。

寒すぎて。

1月だというのに、おんぼろの国営バスは暖房がないどころかガラス窓があちこち割れてて風がびゅーびゅー入ってくるんですよ…

そのうえクッションがまったく効いていないバスなので、道路の振動がすべて直に体にくる…

道路も段差だらけでほんとやばい。

体を常時殴られるような振動で寝るどころじゃないし、第一寝たら凍え死にそう。

夜行バスがハリドワールに着いたら着いたで、あたりはまだ夜明け前で暗くめっちゃくちゃ寒い。

寒い、ほんと寒い以外の感想が浮かんでこない。

↓到着したバスターミナル。寒い

リキシャで街中まで移動し、ホテルで仮眠をとってからガンジス川を目指すことになりました。

ホテルがまた暖房なくてめちゃくちゃ寒い…逃げ場なし。

なんとか少し眠り、外が明るくなってから出発。川を目指します。

リキシャ…何も風を避ける物なし…寒い…

まだ早朝だというのにガンジス川の岸辺にはたくさんの人。

岸辺の聖なるエリアに入るには裸足にならなければいけません。

えっ…この寒いのに裸足?!?!?!

インドではお寺やお城などに入る時、裸足になるのが基本なんですよね…。

石造りのタイルがめっちゃ冷たい!!

もうほんと寒い!!!

案内してくれてるお友達のインド人家族についていくと…

みなさん服を脱ぎ始め…薄着になって…

えっウソでしょ…?って思うまもなく…

その薄着になった状態のまま極寒のガンジス川へと入っていく…

水量も相当あってごうごう流れる冷たい川に躊躇なく入り、何度も頭まで潜ってる…

↑この写真は連れて行ってくれた家族の人ではありません。知らない人たち。

「あなたも入りましょう」って言われる私。

しかし着替えを持ってきてなかった私。

…じつはここに来る前に「ガンジス川でお風呂に入るから着替えを持っていってね」って言われてたんですが。

お風呂ってさ~~~温泉みたいなのを想像してたんだよ~~~~脱衣所あって男女分かれててっていうさ~~~~

だから下着しか着替えを持ってきてなかったんだよ~~~~

ズボンの替えとかがないんだよ~~~~~

まさか履いてきたズボンのまま川に入るなんて思わないじゃん~~~~

日本人に「お風呂」って言ったらもうほんとにお風呂だと思っちゃうじゃん~~~~(自分のリサーチ不足、完全に自業自得)(というかそもそも私が英語ができないのが悪い)

…ほんっと不甲斐ない話なんですが、せっかく苦労して聖なる川ガンジスまでつれてきてもらったというのに、自分がアホで準備不足だったせいで私沐浴ができなかったんです…。

せっかくインドまで来たのに、正直なんにも変化とかなかったですね。

人生観とか別になんも変わんなかったし。

ただ、「沐浴できないなら足だけでも入ったら」って言われて恐る恐る冷たい川に足をつけたところ、最初はめちゃくちゃ冷たいと思ったんですが、川から上がった後にどんどん足がぽかぽかしてきまして。

体全部川につかっていたご家族のみなさんは、もう温泉に入ったのか?っていうくらい「体が温かい、ぽかぽかする」って言ってたくらいで。

これはほんとに不思議な経験でしたね…

だって全然温泉とかじゃないんですよ?ヒマラヤから流れてくる雪解け水が、ものすごい勢いで滔々と流れているんです。

ふつうに冷たいんです。

川から上がっても、足は裸足だしタイルは冷たいし、太陽だってまだろくに昇ってないし。

温かくなる要素がない。

なのになぜか川に浸かったところがぽかぽかするんですよ…。

鎖につかまって川の中へ。写真では分かりにくいけど、川の流れに勢いがあってけっこう怖い。

じつはガンジス川って川全体が聖なる川というわけでもなくて、いやまあ川自体は聖なる川なんだけど、聖地として崇められ人々が集まるのは長い長いガンジス川のほんの3箇所だかのポイントだけなんだそうです。

それもそのポイントになっているエリアというのがほんの50メートルくらいの区域で、そこを外れたらもう聖地でもなんでもなくなってしまうのだとか。

(有名なバラナシ(ベナレス)もその聖地の一つですよね。)

で、そのほんのわずかなエリアでだけガンジス川の奇跡が起こっているというわけなんだそう。

冷たい水なのになぜかぽかぽか温かかったり、あとはその区域で汲んだ水だけが絶対に腐らないとか。

そのエリアにだけ温泉とか特殊な地下水とかが湧き出ているのかな?とかゲスな推察をしてしまいましたが、でも温泉という感じではないんですよね。温かくないし硫黄臭みたいなのもないし、第一とにかく川がすごい勢いで流れてるし。

結局のところ、これは聖なるガンジスの力の発露だというしかなさそうです。

そんなすごいパワースポットで沐浴できるチャンスがあったというのに、私がちゃんと準備・理解していなかったせいで(英語もできないせいで)そのチャンスをみすみす逃してしまった…

せっかく連れてっていただいたというのに…

なんかもう申し訳なさや恥ずかしさでいたたまれませんでした。

まあ仕方ないよね、私外国人なんだし。

ガンジス川は外国人も寛大に受け入れてくれるかもしれないけど、でもやっぱりヒンドゥー教徒など、敬虔な気持ちでそこに訪れるインドの人々のための聖地なんだと思います。

そうは言ってもやっぱり沐浴できなかったの悔しいので次回また行ける機会があればしっかり着替えを持って行きたいと思いますが…

太陽が昇って少し暖かくなってきたところ。

ちなみにバラナシへの旅行記なんかでよくガンジス川の岸辺には火葬場があって、川に死体が流れてて…みたいな話を聞きますが、ハリドワールには火葬場が見あたらなかったんです。

連れて行ってくれた方に聞いたところ、「ハリドワールにも昔は火葬場があって死体も川に流されていたんですが、政府による環境美化活動によって火葬場は移転させられ、川に死体を流すことも禁止されたんですよ」とのこと。

下流にある大観光地のバラナシでは今のところまだその葬送のやり方を続けているけれど、そこももしかしたら今後禁止されてしまうかもしれないそうです。

「インドに行ったら人生観変わる」といわれる所以がそもそもバラナシで沐浴している人々のあいだを死体が流れてて…という光景を目の当たりにして、人生とか命とかについて考えるようになる、ということだったりするので、それがないインドになるとすると…

インドの価値というかインド観は、ある種の人たちにとってはかなり変わってしまいそうですね。

インドで人生観変わってみたい、っていう人はちょっと急いでバラナシに行ったほうがいいかもしれません。

↑バラナシ。(これは私が撮った写真じゃなくてネットから拾った無料素材)

そういえば日本人の友達が昔バラナシに行って、やはり「ここで汲んだ水は腐らないから」とインド人のガイドに言われてペットボトルに水を詰めて帰ったそうなんですが、マジでその水腐らなかったそうです。

私が行ったハリドワールは上流だから水もきれいだったけど、バラナシの水が腐らないって…ちょっと信じられないですよね…

たくさんの人が沐浴し、生活排水が流れ込み、そして死体が流れてくる、濁りきったその川の水が。

ほんとにインドは神秘の国だなあと思いますね…

夜も人でにぎわっているハリドワール。道端でポリタンクや灯篭流しの船を売っていました。

連れて行ってくれた家族のお父さんがハリドワールからデリーに帰る直前にポリタンクを買って水を持ち帰ってました。

聞くとこの水は50年間腐らないんだそう。

家の周りに撒いたりすると何かのマジカルな効果があるんだとか。

日本のお水取りになんか似ていますね。

インドってけっこう日本と似てるところがあって、行けば意外と親近感がわくと思います。

ちょっとハードなところもあるけど、お勧めの旅行先です!

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク