知ることでラクになれた
ずっとつらかった
私は学生時代、ほんとに同級生とまともにしゃべれないし、いろんなことにルーズだし怠け者だし、
人と同じようなことができずに常に劣等感や緊張感でガチガチでした。
そしてこんな状態は怠惰で気弱で性格が悪い自分のせいなんだって思っていました。
かといって努力もできず…ただもがくばかりで自分を変えることができずあきらめていました。
いや一応努力をしようといつもその時はがんばるんです。
たとえば先生が連絡事項を話してて「よし今度こそちゃんと聞こう!」と思って聞きはじめるんですが、…気がついたら全然ちがう空想にふけっていて先生の話は終わっている、ということの連続でした。
これって私のこと…?
でも大人になってからなぜかふと気になってADHDの本を読んで衝撃を受けたんです。(すみませんタイトルは忘れちゃいました)
めっちゃこれ私じゃん!!
ええ~~私ってハンデ背負って生きてんじゃん!!
って。
(私の場合は多動がないのでADDっていうのかな)
その本読んで正直ね~…とてもラクになりました。
辛さの謎、できなさの理由がわかったのですから。
いや、理由がわかったというより「理由があったんだ」ってことがただわかったってことか。
でもこれってすっごく大きなこと!
自分がどうしてもできなくて他の人が簡単にできてること、あれってほんとに努力せず簡単にできてるんだ!
私がソレをすることってやっぱホントにすっごく大変なことだったんだ!
が、がんばってきたね自分…;;
とにかく自分の性格のダメさを少しでも自分で責めなくてよくなったわけで。
ただ、その本に書かれていた対策法はすごく対処療法的なもので、
・メモをとりましょう
・タイマーを使いましょう
・目標の時間より10分前を目指して行動しましょう
みたいな。
わかる、わかるんだけど…
それ自体がものすごく苦痛なの!!!!
っていう対策法ばかりだったんですよね。
なので…
今もタイマーとかは使えてません。
遅刻もします。いつもギリギリだし、部屋の中もかばんの中も子供の頃よりましになったとはいえ相変わらずぐっちゃぐちゃ。
暗黙の了解が了解できません。
仕事でも日常生活でもミスばかり。
友達すっごく少ないです。
その本に書いてあることは結局何ひとつ実行することができませんでした。
………。
うわあダメじゃん!変わんないじゃん!本読んだってムダなだけじゃん!
…いや~
ところがそれがそうではないんですよね~~
その本を読んで何も対策をしたわけではないけど、自分がどういう人間かなんとなく俯瞰で見れたこと、自分のしんどさがどういうものか外からの目線で見ることができたこと。
それをただ見る、知る、というだけですごくスッキリしたり肩の荷が下りたりすることってあるんですね…。
自分と自分の抱える問題を切り離して見れるというか。
これって心理学の本にあった「外在化」っていうことなのかな。
難しいこと全然わかんないですが。
とにかく、さっきも言ったけど自分の問題を自分のせいとして責めなくてよくなったのはほんとよかったな~~って思うのです。
そうは言っても今でもついつい自分のこと責めまくってしまいますけどね。
でも知識って大事だな~!
その知識によって具体的なことは何一つしていないというのに…
まるで呪いを解く呪文をひとつ手に入れたみたいな感じ。
これからも少しずつ、どんどん、ラクに生きられるための知識を入れていきたいなあって思います。